一生の中で読んで損しない本たち。

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こんにちは。からふるです。
段々、暑さを感じる日が増えてきてますが、みなさん体調いかがでしょうか。
身体のほうだけじゃなく、５月病６月病なんて言われてますが。心のメンテナンスどうですか。つい、後回しにしちゃうとき、ありますが。普段から心がけたいですね＾＾；

そして６月、紫陽花が綺麗な季節でもありますが、梅雨の時期でもありますね。
はい、そうです。雨の音をBGMに（ちょっとかっこつけ）読書を楽しむ季節でもありますね。
タイトルにあるように「一生の中で読んで損しない本たち」．．．一生。つまり人生。我ながら、ずいぶんなテーマを掲げたものだなあと思いつつ（苦笑）いやでも。自分の人生の中で何回でも読みたい。おすすめしたい。そんな本をこちらでお話すればいいのだ。なあんだ！ということで今回のおすすめの本は、こちらの２冊。

●汝、星のごとく（凪良ゆう・講談社）
●星を編む（凪良ゆう・講談社）

はい．．．以前にも凪良ゆう先生の本はご紹介させていただいたのですが（本当に好きなのです）今回のお話もお気に入りです！！！

まず本の装丁の美しさ、カバーデザインももちろん素敵なのですが、カバーを外しても、いい！どの角度から見てもいい．．．にやにやしちゃいますよ。本の厚み、重さ、手触り。私が持っている本で一番です！ぜひね、実際にその手で触れて味わって頂きたいですね！

おっと、肝心の内容についてお話しなければですよね＾＾；
ではまず、こちらの本から．．．。

瀬戸内の島で出会った高校生の暁海（あきみ）と櫂（かい）。二人とも複雑な家庭環境のなかで喪失感や焦燥を感じながら日々を過ごしていた。お互いのことを話していく中で次第に二人は恋に落ちていく。すれ違い、悩み、戸惑い、挫折．．．長い時間を経て、紡がれる愛の物語。

親ガチャなんて言葉、ちょっと前に聞きましたがいまも、使われているんですかね？
浮気をしていて滅多に帰ってこなくなった父親と、そのことで心を病んでいる母親。母子家庭で恋をするたびに、育児放棄気味になってしまう母親。
それぞれ振り回されながらも「でも見捨てることはできない」暁海と櫂。自分たちの将来に不安を感じつつもそれぞれの夢のため、一緒に東京に行くことを約束した二人だったが、ある事件がきっかけで暁海は島に残ることを選択する．．．。

暁海と櫂とそれぞれの視点で物語が進んでいくのですが、なんでかなあ、どうしてこういうことになっていくのかなあ、とすごい引き込まれて一気に持っていかれます。物語なんですけど、現実がそこにあるというか。私たちが過ごしている日々はけして楽しいことばかりじゃなくてドラマティックでもなくて、時に残酷なくらい厳しいこともあります。後悔ばかりでもうどうしようもなく絶望する瞬間だって遭遇するわけです。だけど、そんな夜を過ごしても、朝は来るし、時間は流れる。

そんな誰もが経験したことがある現実が物語の合間に現れるから目が離せない、二人の先がどうなるのか気になってページをめくってしまうのかもしれません。

最初にも言いましたがこれは暁海と櫂、二人の間の長い時間の物語です。人生は思い通りにならないことばかりです。嫌気が差すこともあるけれど、この物語を読み終えたとき、少しだけ救われる瞬間が見えるかもしれません。

けっこうな熱量でタラタラと語ってしまいました。（本の素晴らしさが伝わってますように．．）

続いてこちら♪

先に紹介した「汝、星のごとく」の続編です。裏側の、物語ですね。
こちらの本を読むことで「ああ、そういうことだったのか」と更に腑に落ちる部分があって二重に楽しめる。いやー、止まらないです！どんなに時が流れても、鮮やかに頭の中でよみがえる瞬間ってありますよね．．．それこそ映像だけじゃなくて、そのときの空気感とか音とか。